2014年12月18日木曜日

集中レッスン フルート・サックス

翌日、土曜日は集中レッスンをお二人に。
午前中は定期的にいらしているフルート。猫背万歳、とはいっているけれど、それを目的にしてしまってはだめだなあ、ということを逆に学ばせていただきました。
つまり、二足歩行的身体からまげて、そのままでは、やはりそれはつらい。
「つらいのに、我慢して」はやめましょう。とレッスン。四足歩行から起き上がってでの猫背に。
視点の集中もNG.
「辛くても我慢してたくさん練習すればよいことが」
となんとなく思い込まされてきた私たち。でも、辛いというのは心身の声に他ならないのだから、それを頭で否定するのではなく、素直にその声に従って、辛くないやり方を探した方が断然、良いと思う。
私が提案しているのは、こんなにシンプルなことなのに、まだまだ世の中からすると少数派なのは何故だろう?と「思い込み」の刷り込みの深さに改めて思い至る。
でも、彼も当初いらしたころとは別人のような音が出せるようになりました。
来年の発表会も楽しみです。
そうそう。私のななめ犬猫プンクトにはそれ以前ベースとしての屏風座りがあったのだなあ、ということもこのレッスンで再認識。すっかりこれが自分にとってのふつうになっていたので意識されず、従って、お伝えもしそびれていたのですが、まず、「屏風座り」です。皆様!!
午後は、なんと北海道からの生徒さん。
とても丁寧かつ情熱あふれるメールで、年配の方?と思いきや、まさかの30代でした。
「それなら一度どうぞ」ということになりました。
所謂、一般に言われるところの「よい姿勢」での演奏姿。体格も大きいので、それでもなんとななってしまう。でも時間とともに疲労は増すし、緊張もする、とのこと。
「それはそうですよ。緊張のスイッチを自分で入れている姿勢ですから。緊張というのはメンタルの問題ではなく、それ以前の体の使い方、状態に原因を負うところが多いんじゃないか、と思いますよ。」といろいろあれこれ、試していただきました。
サックスも「カヤックの構え」がとても有効でした。
もちろん、それでなく、この10年のものを大急ぎで。
「いや、こんなに変わるとはびっくりです!来てよかったです!!」
「もし関心のある方がいたら、どんどん、周囲に広めちゃってください。すぐにできることばかりですからね。」
と。肉球までは時間切れでいきませんでしたが、まずは、この「ふんばらない」でいろいろと試みていただければと思います。